Work on Griefワークに取り組む
ほっこり、
ごほうび記録
大切にする
ワーク1きもち・ほっこり・ごほうび記録
気持ち・ほっこり・自分へのごほうびについて毎日記録してみましょう。
「きもち」の欄には、悲しみの程度を、1(最も弱い)から10(最も強い)までの数値で示します。一日の中で「喜びや楽しさを感じられたとき」と「悲しみが最も強かったとき」の悲しみの程度と、一日を通しての悲しみの平均を1~10の数値で毎日記録してみましょう。
「ほっこり」とは、心が温かくなるようなやり取りのことを指しています。自分が人から言われたり、してもらったりして心が「ほっこり」したときのことや、自分自身が人にしてあげられたことを書いてください。そういうことがなかったと思う人は意識してほっこりをあげたり、受け止めたりするようにしてください。
「ごほうび」は、悲嘆の過程を生きていくうえで、自分をいたわることはとても大切なことです。大切な人を失うと、人は、自分なんかどうでもよいという気持になり、自分を大切にできなくなります。しかし、悲嘆の過程を進めていくうえで、自分をいたわり、大切にしていくことはとても重要なことです。毎日、自分が自分にごほうびをあげていただき、ごほうびの欄に記入してください。
ワーク2あたらしいことをはじめてみる
大切な人を失ってしまうと、その人のいない人生に意味を感じられなくなったり、自分の将来の計画や目標を立てられなくなってしまうことがあります。それは、誰もが自分の未来の計画をするときに、その方の存在が前提になっていたからでもありますし、その方と共有する喜びや希望が目標の一つとなっていたからだと思います。ですから、それまでの未来に対する希望や目標が失われてしまったように感じることが多いのです。なので、改めて自分の希望や将来の目標の立て直しをしなくてはならないことが多いのです。
自分の希望や目標が大切であることを理解していただき、それに取り組み始めてみましょう。
ワーク3思い出を大切にする
亡くなられた方のお人柄や、その方とご自身との思い出について書き出してみましょう。よい思い出だけではなく、つらい思い出もあるかもしれません。その全てを思い出すことは大切なことだと言われています。